マンション防犯、鍵管理の徹底を 県連絡協が総会
愛媛県マンション等防犯連絡協議会の総会が13日、松山市のホテルであり、県内の不動産業者ら会員15人が、共同住宅での乗り物盗や侵入などの犯罪を未然に防ぐための注意点を共有した。
高市和佳会長が「防犯意識を高めることで、犯罪の抑止や摘発につなげたい」とあいさつ。県警の中川純市生活安全部長は、松山市で鍵番号などを基にインターネットで合鍵を発注、作成し、部屋に侵入した事案があったことに触れ、「侵入方法の新しい局面も見えてきている。鍵の厳重な保管の徹底を呼び掛けてほしい」と述べた。
非公開の講演では、県警の3人の担当者が、効果的な防犯カメラの設置位置のほか、高齢者の犯罪被害防止などに取り組む「安ちゃん・心ちゃんの事業所」や、県内の暴力団の情勢について説明。他人に部屋の鍵を「見せない、渡さない、写させない」ようにマンションなどの契約者に説明するよう呼び掛けた。