ポンプ蔵置所が完成 松山・素鵞分団
愛媛県松山市消防団素鵞分団の立花消防ポンプ蔵置所がこのほど同市立花1丁目に完成し、12日、落成式などがあった。町内会長や団員ら約40人が出席し、地域の防災力向上へ決意を新たにした。
建物は鉄筋コンクリート2階建てで延べ床面積約95平方メートル。1階にはポンプ自動車1台を配備、2階は団員の待機所となっている。地元企業の寄贈で、大規模災害による断水時にも消火や生活用水を確保できる40トンの「市民共用水槽」を設置。シャッターには、素鵞小児童が住宅地の火災をホースで消火する場面を描いた絵がデザインされている。
式では、野志克仁市長が「今後も住民の安全安心に尽力してほしい」とあいさつ。素鵞分団の野島仁分団長は「さらに気を引き締めて、住民が笑顔で暮らせるよう活動を進めたい」と謝辞を述べた。