愛媛県四国中央市土居町津根の水田で22日、市内の小中学校などで使う給食米の収穫祭があり、児童ら約300人が昔ながらの農作業体験を通じて実りの喜びを感じた。
市地産地消推進委員会(鈴木和夫会長)と市が開き、11回目。学校給食米は農薬と化学肥料を通常の半分以下にして育てた地元産米を使い、今年は市内の農家49戸が41ヘクタールで栽培。収穫した米は2学期から1年間給食用に使うほか、市内の産直市などで販売する。
22日は、4月下旬に児童らが苗を植えた鈴木政信さん(70)の田んぼ約25アールで、児童らがかまで収穫作業。穂が垂れた黄金色の稲を、一株ずつザクザク音を立てながら刈り取った。