愛媛県立とべ動物園(砥部町上原町)は26日、飼育していたホワイトタイガー「ファイト」(雄、5歳)が25日に腎不全で死んだと発表した。園は「まだ若かったので非常に残念。病気になった原因の究明に努める」としている。
 園によると、ファイトは5日から餌を食べる量が急激に減り、あまり動かなくなった。血液検査で腎臓の機能不全が疑われたため、餌に混ぜて投薬してきたが、25日朝、寝室で横たわって死んでいるのを飼育員が見つけた。ホワイトタイガーの寿命は20年程度とされる。
 25日に園の獣医師らが解剖すると、腎臓はほとんど機能していない状態で、肝臓の機能も低下し、肺気腫にもかかっていたという。