「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれる高山植物が愛媛県東温市・皿ケ嶺への登山口近くにある上林森林公園で澄んだ空色や薄紫色の花を咲かせ、登山者を癒やしている。
管理する皿ケ嶺山草会の無職玉井忠幸さん(74)=東温市志津川=によると、正式名称は「メコノプシス・ベトニキフォリア」でヒマラヤなどの寒冷な高山帯に生息。1メートルほどの茎の先端に手のひら大の花を咲かせる。暑さに弱く、気温20度を超えると根が腐るため、岩間から5度の冷気が吹き出す公園内の「風穴」にある14箱のプランターで育てている。見頃は7月上旬だが、花は8月末まで楽しめる。