愛媛県内に豊かな森を育てようと、伊予銀行(松山市)は22日、松山市横谷の県営林で、ニホンジカの食害防止テープをヒノキに巻き付けるボランティア活動に取り組んだ。
 高縄山の麓に位置し、樹齢40年以上のヒノキなどが広がる「伊予銀行エバーグリーンの森」(11.5ヘクタール)では近年、シカによる枝葉や樹皮の食害や角こすりの被害が深刻化。行員ら約40人が県職員の指導で、環境にやさしいトウモロコシを原料にした食害防止テープを幹に巻き付けていった。巻き付けることでヒノキを人工物に見せかけて警戒させ、食害を防止する効果があるという。