手足の震えなどの症状が出るパーキンソン病についての医療講演会が5日、愛媛県松山市道後町2丁目の県身体障害者福祉センターであり、市民ら約140人が治療や予防への理解を深めた。
全国パーキンソン病友の会県支部主催。順天堂大の水野美邦名誉教授が薬の服用方法について説明。薬の効果が短くなり次の服薬までに切れ目ができた場合は飲む回数を増やしたり、服用後に効果が表れるのが遅くなったときは食前に摂取したりするなどとした。水素水の飲用といった近年広がっている治療法の動向も紹介した。
愛媛大医学部付属病院薬物療法・神経内科の野元正弘教授は適度な運動など効果的な予防法を紹介した。