松山市の学校給食パン製造工場でネズミが見つかり、2月25日から市内の61の幼稚園や小中学校などでパン給食を中止している問題で愛媛県学校給食会などは22日、県庁で会見し、新たな衛生管理基準を定め、工場の設備改善を行ったと説明した。従来の基準に関しては「初歩的だった」として陳謝した。
給食会は22日、工場の安全性に関する報告書を松山市教育委員会に提出。了解を得られれば、6月にもパン製造を再開する。
市教委は23日、工場を立ち入り調査する方針で「パン給食を子どもに安全に提供することが大前提。報告書を精査し工場の立ち入り調査を経て、再開できるかどうかも含めて速やかに判断したい」と話している。