ハイジャック事件対応訓練が4日夜、松山空港であり、愛媛県警や国土交通省松山空港事務所など11機関の75人が、事件発生時の対処や各機関の連携を確認した。
 県警は松山空港事務所と協力して毎年訓練を行っており、17回目。今回は内容を細かく伝えないブラインド方式で実施した。
 訓練は、刃物を持った男が関西空港発鹿児島空港行きの旅客機をハイジャックし、乗員・乗客268人を人質に松山空港へ緊急着陸したと想定した。県警や松山空港事務所などはそれぞれ対策本部を設置。実際の機体を使用し、給油と食料を要求する犯人の説得と制圧、人質の救出などに取り組み、緊急時の各機関の連携や対処法を確かめた。