いじめのない学校に向け意見を出し合う「こどもミーティング」が23日、愛媛県松山市小浜の市中島B&G海洋センターであり、市内72校の小中学生98人が2学期以降、各校で会員制交流サイト(SNS)上でのいじめを防ぐためのルール作りなどに取り組むことを決めた。
 こどもミーティングは、次世代を担うリーダーを育成する事業の一環として市教育委員会が毎年実施。児童生徒は22日から2泊3日で中島を訪れ、スポーツや空き缶を使った炊飯体験にも取り組んでいる。
 23日は、子どもたちが「無料通信アプリLINE(ライン)での仲間外れや悪口がある。携帯電話だと、いじめが分かりにくい」と問題提起。「ルールを作っても家庭で実践されるかどうか分からない」「使用を制限しても高校生になってからいじめが起こるかもしれない」との指摘もあり、使い方を定期的に振り返るほか、SNSの注意点などを周知するプリントを家庭に配るといった対策を導き出した。