新聞やテレビのニュース報道を読み解くための知識を問う「ニュース時事能力検定試験」が23日、全国一斉に実施され、愛媛県松山市大手町1丁目の愛媛新聞社では10~60代の9人が力を試した。
 検定では、時事問題の理解に欠かせないキーワードや、社会の仕組みと流れについて政治や国際、暮らしなど五つの分野から出題。難易度は1級から5級の6段階あり、50分間の試験時間で45問を回答する。2級を受けた愛媛大法文学部4年の藤越由紀子さん(22)は「社会科教員を目指して大学院の試験を受ける中で知らないことが多すぎると感じた。新聞を読む習慣をつけなきゃと実感した」と話した。
 NPO法人日本ニュース時事能力検定協会や愛媛新聞社などが主催。次回は来年6月に開く。