日本語を学ぶ外国人が町に出て触れ合うフィールドワーク「にほんごラリー」がこのほど、愛媛県松山市の道後地区であり、22人が覚えたての言葉を懸命に使いながら、通行人との会話や日本らしい風景の撮影などを楽しんだ。
 県国際交流協会が初めて開いた。協会の「日本語集中講座」受講者が対象。外国語指導助手(ALT)やその家族、留学生らが参加した。初めて日本語を学ぶ人が多く、約8割が日常会話を勉強している。
 道後のからくり時計前に集合し、8班に分かれ出発。商店街ではメモを片手に「どこから来ましたか」「温泉は好きですか」と一生懸命に質問した。「日本人だから温泉が好き」などの返答には、互いに笑い合うなど終始なごやかな雰囲気。姫だるまの看板や赤い郵便ポストを珍しそうに撮っていた。