ダイソー子会社 松山工場に新施設完成
医薬品原体の製造販売などを手掛ける「サンヨーファイン」(大阪市)が愛媛県松山市北吉田町の松山工場に原薬製造施設を新設し、6日、竣工(しゅんこう)式があった。9月に稼働し、血流改善や骨粗しょう症への効果を見込む医薬品原薬などを製造する。
サンヨーファインは、東証1部の老舗化学メーカー「ダイソー」(同)の100%子会社。松山工場は同社の中核を担う製造拠点の一つで、現在はインフルエンザの臨床用原薬などを製造している。近年は新薬メーカーとの共同開発に力を入れており、設備の増強を決めた。
新施設は3階建て延べ床面積約600平方メートル。異物混入の可能性を最大限低減できるクリーンルームを充実させたのが特徴で、投資額は約8億円。