今治南高校園芸クリエイト科の生徒が、愛媛県今治市別名の同校農場などでタオルの原料となる綿花を無農薬栽培し、収穫に励んでいる。
 地元特産のタオルへの理解を深めようと、4年前からJA越智今治農産物直売所「さいさいきて屋」(今治市中寺)近くの遊休地約27アールと、同校農場のハウスの2カ所で栽培している。
 5月に種を植え、除草や施肥などの世話を続け、10月上旬から収穫を始めた。25日は3年生10人がハウスで作業し、真っ白の綿花をバケツいっぱい手で摘み取った。木村朱里さん(18)は「綿花を栽培しているところは国内でも少なく、一生懸命育ててきた。温度管理が大変だったけど、いいものができた」と話した。