タイ北部の貧困地域に支援物資を贈っている愛媛トヨタ自動車(松山市)の竹本辰美副社長ら7人が3日、松山市大手町1丁目の愛媛新聞社を訪れ、11月に現地であった物資贈呈式の様子や感想を報告した。
 支援は2007年から続けている。今年は愛媛トヨタ労組が中心となり、顧客や地域住民、社員などから子ども服や文具など3万6970点を集めた。成績優秀な中高生10人には、1年分の学費や生活費に相当する奨学金5000バーツ(約1万7000円)を贈った。
 7人は11月上旬にタイ北部ランパーンの小学校などを訪ね、山岳民族約600人に支援物資を手渡した。贈呈式では踊りで歓迎を受け「あなたの優しさに感謝します。ありがとうございます」と、日本語で感謝の言葉を伝えられたという。