愛媛県と南予9市町などでつくる南予広域連携観光交流推進協議会(旅南予協議会)は10日、宇和島市天神町の県南予地方局で、ネット活用した観光地や旅行商品PRに関するセミナーを開いた。南予各地の行政担当者や旅館経営者ら約50人が状況や仕組みを学んだ。
 スマートフォンの普及を受け、南予地域の魅力を幅広く発信しようと協議会が初開催。旅行情報サイト「じゃらんnet」を管理運営する「リクルートライフスタイル じゃらんリサーチセンター」の檜垣憲一さん(34)が講師を務めた。
 檜垣さんは、旅行者の情報取得手段がスマホになっているが、紙媒体と比べ情報が不十分な現状を説明した。「地域ならではの観光情報が行き届いていない」と改善の余地を指摘した。