ユズやカボスの仲間のかんきつ類「ジャバラ」の出荷が、愛媛県内有数の産地、内子町でピークを迎えている。花粉症抑制に効果があると岐阜大が発表しており、鍋料理のポン酢などに加工され冬から春にかけて重宝しそうだ。
 ジャバラの原産地は和歌山県の北山村で、名前の由来は「邪気をはらう」。酸味が強く、ほとんどが加工に回る。内子町内では、主力の葉タバコ生産が衰えた後の後継作物として2006年から生産開始。27戸の農家が約500ヘクタールで栽培しており、木の成長により今年は前年比2倍の約18トンの生産を見込む。