シャクナゲ、陽光に映え 大洲・肱川の丸山公園
「しゃくなげ谷」として知られる愛媛県大洲市肱川町山鳥坂の丸山公園でシャクナゲが見頃を迎え、見物客でにぎわっている。満開が近く、18日ごろまで楽しめそう。
広さ3.5ヘクタールの公園は、大正時代に地元で造園業を営んでいた冨永広さんが整備。標高60メートルと比較的低い場所ながら、高山植物の「日本しゃくなげ」が花開く。ピンクの花弁は日がたつにつれ白く変わる。
好天の11日は、木漏れ日を浴びたシャクナゲが緑の中できらきら。何匹も舞うハチが花の中で蜜を吸うと、かすかに揺れていた。
12日は「風の博物館・歌麿館」(肱川町予子林)で「しゃくなげ俳句大会」があり、25~29日は谷の入り口でエビネ展が開かれる。