愛媛県内の「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」登録数が7日時点で118件3084戸に上っている。県が高齢者居住安定確保計画で2020年の整備目標とする3千戸を既に超過。県内の約6割が集中する松山市は市区町村別(政令市の区も含む)で全国トップの林立状態だ。
 サ高住制度は11年10月にスタート。入居者の安否確認と生活相談に必ず対応し、バリアフリー構造などで環境を調えた賃貸住宅で、高齢者住まい法に基づく。国の建設補助や税制優遇、金融機関の後押しもあり、多業種が参入した。
 松山市は、国土交通省が昨年11月に発表した登録戸数(1766戸)が全国で最多だった