クレーンのパワー実感 八幡浜工高で体験会
建設現場などで使われるクレーンの体験学習会が17日、八幡浜工業高校(愛媛県八幡浜市古町2丁目)であり、機械科と土木科の2年生約70人が実際の操作に挑戦した。指導を受けながら500キロのコンクリート片つり上げに見事成功すると、機械の持つパワーに感嘆した様子をみせていた。
人手不足が指摘される建設業界に親しんでもらおうと、愛媛中予クレーン協同組合(渡辺裕文代表理事)が厚生労働省などと学習会を実施しており、同校では5回目。20メートル超までブームが伸びる組合企業の移動式クレーン4台が校庭に集結した。
クレーン操作に従事して40年以上のキャリアを持つ松浦幾夫さん(66)らベテランのオペレーター(運転士)がクレーンの仕組みや操作方法を指南。運転席に座った生徒は真剣な表情でレバーを操作し、コンクリート片を上下左右に移動させていた。