キウイ病、宇和島でも 県が3園地で感染確認
愛媛県は8日、キウイフルーツかいよう病「Psa3系統」の感染を宇和島市の3園地(計25アール)で確認したと発表した。3日には東温市でも今年初の県内感染が確認されている。
県によると、宇和島市での感染確認は初めて。品種は3園地とも果肉が赤色のレインボーレッドで、このうち2園地は同じ農家が栽培している。
3園地とも7日、県に「感染が疑われる木がある」などとの連絡がJAえひめ南(宇和島市)を通じてあり、県果樹研究センターが診断、8日に断定した。1園地は症状が軽いものの、2園地は複数の幹で強い変色が見られたという。
8日は防護服姿の県やJA関係者らが現地で対応。県によると、症状が重かった2園地で木の全伐採、部分伐採をそれぞれ実施。軽かった園地は枝を部分的に伐採したという。
キウイフルーツかいよう病は果実には発病せず、食べても人への影響はない。