愛媛県新居浜市立川町の観光施設マイントピア別子で、約4500株のカノコユリが見頃を迎え、りんとした姿で利用客を迎えている。今年は開花が1週間ほど早く、観光列車の線路沿いなどで16日ごろまで楽しめそうだ。
 カノコユリは花びらに、鹿(か)の子絞りのような紅色の斑点がつくことに由来する。花弁が下向きに反り返り、地面に向かって咲く。特徴的な咲き方に、家族連れやカップルは「不思議だけど、きれい」と感心していた。
 マイントピア別子は、来場者からの要望を受けて、今年から1株ずつ鉢植えの販売も始めた。