エコトイレで石鎚山美しく 県整備開所式
西日本最高峰の石鎚山で二の鎖付近(1820メートル)に愛媛県が整備した環境配慮型トイレの開所式が20日、現地であり、西条市や久万高原町、県などの関係者約50人が完成を祝った。
環境配慮型トイレは、外部へ汚水を流さずに微生物を使って浄化する。2013年10月から事業費約1億4000万円をかけて工事。ヘリコプターなどで建材を運んで木造平屋のトイレと休憩所(計約30平方メートル)を建てた。
開所式では県や県山岳連盟の関係者など6人がテープカット。県の岡田清隆県民環境部長が「日本一美しい山のトイレを目指し、トレッキングやヒルクライムなどで石鎚山の魅力をより発信したい」とあいさつ。工事関係者などに感謝状を手渡した。