インフル県内猛威 全保健所管内で「警報」
インフルエンザの定点医療機関当たりの患者報告数が、愛媛県内の全7保健所管内で警報レベルを超え、猛威を振るっている。例年より数週間早く本格的な流行期に入り、伊予市の特別養護老人ホームで集団感染により90代の女性が死亡。市立八幡浜総合病院でも80代の女性の入院患者が死亡した。高齢者施設では面会を制限するなどして予防に力を尽くし、職員も「媒介にならないように」と細心の注意を払っている。
2003~14年の平均(新型インフルエンザが流行した09~10年を除く)と比較し、1月の第3週の患者報告数は約2・3倍。
松山市の済生会姫原特別養護老人ホームでは現在までに入所者、職員ともインフルエンザの発生はないというが、別フロアのデイサービスで7~8人の患者を確認し、デイサービスを数日休業した。