愛媛県今治市の来島海峡で25日午後、クジラ1頭とイルカ数十頭が相次ぎ現れ、釣り客らを驚かせた。今治海上保安部などによると、陸地に近い同海峡でクジラやイルカの群れが目撃されるのは珍しい。
 午後2時半ごろ、尾道海上保安部の巡視艇が湊町1丁目の沖約300メートルでイルカ30~40頭の群れに遭遇。児島光志船長(54)が船の正面に波しぶきが立ち、黒い群れが浮き沈みしているのに気付いた。背びれや腹の白いラインからイルカと分かったという。