愛媛県今治市中日吉町2丁目の常盤小学校で4日、4、5年生6人が季節ごとに長距離を旅するチョウ「アサギマダラ」に印を付けて放し、行き先に思いを巡らせた。
 アサギマダラは羽を広げると10~14センチ程度と大きく、薄い青緑色が特徴。春は南から、秋は北から日本を縦断する。
 常盤小には、市内の愛好家でつくる「アサギマダラを呼ぶ会」のメンバー、村上豊さん(75)=常盤町7丁目=が近くのフジバカマ畑で捕獲した6匹を持ち込んだ。児童はチョウの羽に日付や氏名などをペンで優しく書き込み、畑に移動して花の蜜を吸わせた後、ゆっくり空に放した。