愛媛県松山市宿野町の石手川ダム周辺の多様な自然と生き物に触れてもらおうと、石手川ダム水源地域ビジョン推進委員会は22日、自然観察会を開き、市内の小学生や保護者ら35人が越冬のため飛来しているオシドリの色や鳴き声を間近で観察した。
松山東雲女子大の石川和男名誉教授がダム周辺で見られる生き物の特徴などを説明した。オシドリは10月~3月ごろに観察でき「カシの実など食べ物があり安全だから」と飛来する理由を解説。「恥ずかしがり屋で人前にはあまり姿を見せない」と紹介した。
水辺を散策した参加者は、遠くにオシドリを見つけると双眼鏡などで雌雄を確認。群れが飛び立ち、旋回する様子に夢中になった。