みかん一座、アラスカで伊予万歳披露
【アンカレジ(米アラスカ州)4月30日愛媛新聞=石見禎浩】金鉱や油田を発掘し、米アラスカで活躍した松山市出身の冒険家・和田重次郎(1875~1937年)のミュージカル上演を翌日に控えたみかん一座の出演者らは30日(日本時間1日)、アンカレジ市の小学生から高校生を対象にアジアの文化を紹介するイベント「カルチャーエキシビション」に参加した。
アジアとアラスカの文化交流促進を目的に、アジア8カ国で構成する現地のNPO法人「アジアン・アラスカン・カルチャルセンター」が主催。翌日に一行がミュージカルを演じる文化施設(収容2千人)で行われ、竹を使った伝統的なダンスを披露したフィリピンなど、8カ国が特色ある演目で会場を沸かせた。
トリを務めた日本は、みかん一座のメンバーらが出演。劇中の歌や踊りに加え、現代風にアレンジした伊予万歳やソーラン節などを華麗に踊り上げると、会場から大きな拍手が送られた。
1日午後7時(日本時間2日正午)から「オーロラに駆けるサムライ 和田重次郎物語」を上演する。