みかんうどん開発 西条農高生が試食会
西条農業高校(愛媛県西条市福武)の食農科学科2年生3人が、規格外のミカンを使った「みかんうどん」を開発した。麺やだし汁、トッピングにも実や皮を入れたミカンずくめの一品。このほど西条市丹原町池田のJA周桑直販所「周ちゃん広場」で試食会を開いた。
3人は今井翼君(17)、近藤晃史君(17)、岡林颯平君(17)。2014年末に市内でミカン農家の現場実習を終え、規格外のため残るミカンの活用法を模索。先輩がホウレンソウを練り込んだうどんを作っていたことなどから、みかんうどんを思いつき、ほぼ毎日、試作や改良を繰り返してきた。
麺に温州ミカンの皮や果汁を練り込み、だし汁にもミキサーにかけた果実を入れ、さっぱりした味わいに。果皮入りの天かす、オーブンで焼いた「せとか」の輪切りなどをトッピングした。1杯に3分の1個分のミカンが入っているという。