愛媛県西条市大保木(おおふき)地区の山中で、森にすむヒメボタルの大群が飛び交っている。夜のとばりが降りた森に金色の光の粒がきらめき、幻想的な光景をつくり出している。
地元住民によると、ヒメボタルは例年より1週間ほど早い5月下旬ごろから飛び始め、6月に入ってどんどん数を増やした。
久しぶりに雨が上がった23日は、午後7時半ごろから草陰にポツポツと小さな光がともり始めた。水辺にすむゲンジボタルとは異なり、フラッシュのように短く鋭い発光を繰り返すヒメボタル。1時間ほどすると周囲は無数の金色に包まれ、光のショーが繰り広げられた。月末ごろまで姿を見ることができそう。