松山で生まれ、野球好きでも知られる俳人正岡子規に親しんでもらおうと、松山中央ライオンズクラブ(会員約110人)が愛媛県松山市道後湯之町の放生園に、当時の「野球ユニホーム」姿の青年子規の銅像を建立し、20日、松山市に寄贈した。
クラブによると、像は高さ約3メートル。子規が22歳の1890年春の写真を再現し、右手にバット、左手にボールを握って腰掛けている。結成50周年を記念した活動で、総事業費約1200万円。
20日の除幕式には、会員ら約90人が出席。クラブの大門勝会長が野志克仁市長に目録を手渡した。大門会長は「(子規像が)地域の観光スポットとして役立ち、喜んでもらえたら」と話していた。