にぎわいに一役、軽トラ市3年目突入 伊予市・双海
愛媛県伊予市双海町串のしもなだ運動公園で毎月最終土曜日に開いている「しずむ夕日が立ちどまる町の軽トラ市」が3年目を迎えた。訪れた客が次の出店者になったり、地元酒店が市で好評を得た手製のパンを店頭で扱うようになったりと波及効果も表れている。実行委員会の地域おこし協力隊冨田敏さん(49)は「予算を掛けず無理しないで、とにかく続けていきたい」と話す。
軽トラ市は、市民団体・まちづくり学校双海人(ふたみんちゅ)が宮崎県の先進事例を学んだのがきっかけ。商店が少なくなった下灘地区に買い物を楽しめる場をつくり、にぎわいを取り戻そうと、双海人のメンバーでもある協力隊の企画で始まった。
2013年1月に初めて開催して以降、悪天候による中止もあったが、平均30台前後が出店。農産品や手作りの菓子、総菜、ゲームコーナーなどさまざまな店舗が並ぶ。出店料は2000円で、うち1000円を当日の市で使える金券として還元している。