愛媛県東温市山之内の重信川上流にある国の登録有形文化財「除ケの堰堤」に、こいのぼりが架け渡された。山あいを吹き抜けるさわやかな風の中を色とりどりの88匹が泳ぎ、訪れた人々の目を楽しませている。10日朝まで。
 21回目となった恒例行事。ゴールデンウイークに合わせ、地元住民30人が取り付けた。日ごろ静かな堰堤周辺は、熱心にカメラを向ける家族連れらでにぎわいをみせている。山道を駆け上がる途中で足を止めるサイクリストも多く、「きれい。風も心地よく穏やかな気持ちになる」とひとときの休息を得ていた。