四国一のカツオの水揚げ量を誇る愛媛県愛南町鯆越の深浦漁港に、今年初めてカツオがあがった。一本釣りされた銀色の魚体が並ぶ市場では、威勢のよい競りの声が響いた。
 5日午後、同港の第5嘉宝丸が入港。前日、鹿児島県のトカラ列島付近で釣ったカツオ約1.1トンを乗組員が手渡しで次々に水揚げした。1.5~7キロ前後のカツオはサイズごとに分けられ、すぐに競りへかけられた。