毎年10月に愛媛県無形民俗文化財「お供馬の走り込み」が行われる今治市菊間町浜の加茂神社で2日、「走り初め」があり、馬と乗り子の少年らが息を合わせて新春の参道を駆けた。
 お供馬の保存活動に取り組む菊間町愛馬会(森田健二会長)が約40年前から続けている。今年は16頭と、乗り子約10人が参加した。
 冷たい風の中、スタートの合図とともに次々と約300メートルの参道を疾走。子どもたちは手綱を操りながら久しぶりの乗り心地を確かめた。