お母さん、いつもありがとう―。母の日を前に、愛媛県松山市西垣生町の木の実幼稚園の年長児121人が8日、伊予市下吾川のパン工場でお母さんの似顔絵パン作りに取り組んだ。
園の給食パンを製造している篠崎ベーカリーの協力で約30年続く恒例行事。お母さんへの感謝のプレゼントを手作りするとともに、子どもたちに普段食べているパンの製造工程を知ってもらおうと実施している。
園児は同社の篠崎清栄社長(61)から手順の説明を受け、作業に取りかかった。白い生地で顔の輪郭を作り、黒糖パンの茶色の生地で髪の毛や目、紅こうじ入りのピンクの生地で口やほお、リボンなどを配し、大好きなお母さんの顔を完成させた。