いじめをなくそうと、愛媛県松野町の全小中学校の児童生徒が一堂に集まる「森の国子ども大会議」が13日、同町延野々の松野中であり、約250人が自分たちに何ができるかを話し合った。
 松野町では、各小中校の児童・生徒会メンバーが集まり、募金や清掃活動などに取り組む「子ども会議」を1996年度から実施。今回は、いじめを子どもたちの手でなくしていこうと、初めて全児童生徒が参加する「大会議」にした。
 大会議では、まず松野中の生徒会役員4人が、あいさつの徹底や地元ケーブルテレビを活用したCM制作など、学校でいじめを起こさないために実践している取り組みを紹介。
 続いて、児童と生徒が一緒になって約20の班に分かれ、「あいうえお」をもじった「いいところをたくさん見つけよう」「遠慮せずに自分の思いを伝えよう」など、いじめ撲滅に向けた合言葉を完成させた。