「18歳選挙権」重み実感 松山商業高で模擬投票
来夏の参院選で初めて適用される見通しの「18歳選挙権」で、松山商業高校(愛媛県松山市旭町)の2年生約360人が10日、模擬投票を体験し有権者の思いを実感した。県選挙管理委員会が高校生を対象に初めて開催した。
県選管は昨年末の衆院選を例示し投票率の低下を解説。とりわけ若年層は低調で「投票しても何も変わらないと考えている人が多いが、投票しなければ何も変わらない」と強調した。
また2013年参院選から解禁された、インターネットを使った選挙運動も紹介。「日ごろから政治への興味と参加する気持ちを持って」と呼び掛けた。
模擬選挙は本物の投票箱と記載台で実施。生徒は、県選管職員らが作った「選挙公報」を参考に公約を見比べ、自分の意見に近い候補者に1票を投じた。