愛媛県松山市道後公園の子規記念博物館で28日、パネル展「道後と河野氏~伊予の水軍の女性たち~」が始まった。10日まで。無料。
 戦国時代に大三島と大山祇神社を守るため兵を率いて戦ったと伝えられる鶴姫と、能島村上水軍を題材にした和田竜さんの小説「村上海賊の娘」の主人公・景(きょう)という女性2人に焦点を当てた。
 会場では、能島村上家の略系譜と景のモチーフになった女性ら登場人物の相関図、坊っちゃん劇場(東温市)で再演中のミュージカル「鶴姫伝説~瀬戸内のジャンヌ・ダルク~」の舞台写真などをパネルで紹介。道後の湯築城が中世に伊予国を治めた河野一族の本拠地だったことや、河野氏が戦勝祈願として大山祇神社に奉納していた法楽連歌が伊予俳諧のルーツにあることなどを説明している。