写真家で映画監督の蜷川実花さんがメーンアーティストを務めるイベント「道後アート2015」で、道後温泉本館(愛媛県松山市道後湯之町)の障子やガラス戸を花の写真で彩る第3弾作品が1日、公開された。5月にスタートした同イベントは全17作品が出そろった。
 第3弾は、本館北側と正面入り口がある西側ファサードの障子49枚とガラス戸16枚に赤やオレンジなどの色鮮やかなキクを撮影したシリーズ作品を計45点をあしらった。南側では映像投影が行われる。16年2月末までの期間中、午後6時(冬季は5時)~11時にライトアップされる。
 9月30日の本館営業終了後に、職員ら約20人ですだれを取り外し、特製の障子を設置。1日は本館内でオープニングセレモニーがあり、関係者が風船を放った。