愛媛県新居浜市は25日、市内中心部の市道の一部区間に自転車専用通行帯を設置し、自転車と歩行者を分離する社会実験を始めた。29日まで。27、28の両日は、現地で約300人を対象にアンケートし、利用した感想などを調べる。
 実験区間は、市道新居浜駅菊本線の市営野球場東側の球場通り(新須賀町2丁目-同3丁目)と、新居浜高等工業専門学校西側の高専通り(八雲町-庄内町1丁目)の各約500メートル。車道両側の外側線に沿って青い破線を引き、幅1~1.5メートルの自転車通行帯を確保した。
 25日夕、高専通りを自転車で下校する高校生らは「自転車は車道の左側へ」と記された誘導看板や路面掲示の自転車マークを確認し、多数が実験に参加。後ろから来る車や道路を横切る歩行者に注意を払いつつ、1列になって慎重に通行帯を走っていた。