国が四国電力伊方原発3号機の再稼働へ地元同意を要請した17日、愛媛県庁前では脱原発を訴える約20人が集まり「知事は再稼働を推進するな」と声を上げた。
 市民らは毎週金曜日の夕方、県庁前で活動。参加者の一人は「国の原子力規制委員会は審査書を決定したが、新規制基準への合格であり『絶対安全』の保証ではないと言っている。事故が起こるということへの責任を誰も取らずにおり、許し難い」と憤った。
 市民団体「原発さよなら四国ネットワーク」の小倉正さん(54)は、再稼働の是非の判断に際し「県内の全20市町か市町議会の意見を聞くべきだ」と主張。