国際女性デーの8日、女性の暮らしや貧困などについて考える愛媛中央集会が松山市三番町6丁目のコムズであった。武井奈保子弁護士(松山市)は講演で、女性が貧困に悩まされない社会の構築を訴えた。
 武井弁護士は、国の統計などから「働く女性の約56%が非正規雇用」「女性の給与は男性の80%未満」といった現状を説明。1日に家事に費やす時間は男性が約1時間なのに対し、女性は約7時間で「女性の就労機会は増えているが非正規が多く、賃金も安い。加えて家事に追われている」などと強調した。