愛媛県内の中小・零細企業経営者ら約500人でつくる県中小企業家同友会は31日までに、キャリア教育推進に向けた手引書をまとめた。会員への啓発資料で、キャリア教育を地域社会に浸透させるための教材とする。
 同友会は「仕事には人を成長させる教育力がある。中小企業の現場が持つ教育力を学校や企業、地域により広く伝えるきっかけとしたい」としている。
 約1年かけて編集した手引書では、20年の実践を振り返り、キャリア教育を「生きる力を育む教育」と定義。目的や課題などのほか、出前授業や職場体験など各プログラムを実践するに当たっての狙いや具体的な作業内容を示した。