村上海賊の魅力を探るシンポジウムが25日、愛媛県今治市宮窪町宮窪の石文化伝承館であり、小説「村上海賊の娘」の著者和田竜さんが研究者らと語り合った。
 同作が2014年の本屋大賞を受賞し、村上氏の拠点があった宮窪町に多くの観光客が訪れる中、学術的に村上海賊を解き明かし、まちづくりに生かそうと村上水軍博物館が開いた。「もし『村上海賊の娘』続編を書くならば」をテーマに、小説で描かれた後の時代の村上海賊について意見を交わした。
 同小説が漫画化され8月10日発売の「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載が始まることも発表された。