「正月飾りの名人」と親しまれ、愛媛県砥部町広田地区のあちこちに手製の門松を贈っている男性がいる。砥部町玉谷の農家大城戸徳雄さん(78)で、今年も近くの小学校や道の駅、集会所など4カ所に、お正月気分を届けている。
 大城戸さんは約10年来、手作りした高さ約2.5メートル、重さ約50キロの門松を国道379号沿いの自宅前に飾っている。数年前から、「みんなに日本の伝統文化に触れてもらいたい」と手作りの門松をプレゼント。地元の玉谷小では、校務員に作り方を教えながら高さ約1.2メートルの門松を昨年に続いて完成させた。