「愛媛・高知交流会議」が２１日、愛媛県松野町延野々の松野中学校であった。両県は２０１６年に「えひめ南予博覧会（仮称）」と「奥四万十博」を控えており中村時広知事と高知県の尾崎正直知事は、誘客などで連携する考えで一致した。
　「奥四万十博」は四万十川上流の５市町で開催予定。尾崎知事は「（『南予博』の）地域とは川や人間関係でもつながっている。協調すれば誘客や周遊の促進で意義深い」と提案し、中村知事は「情報発信力が２倍になる」と歓迎した。
　２０日に国の原子力規制委員会が審査書案を了承した四国電力伊方原発３号機の再稼働問題に関し、中村知事は「再稼働（の是非について）の決断は国の要請があってから」と説明。尾崎知事は「安全対策の徹底を四電に求める姿勢を継続してほしい」と求めた。