マレーシアのマハティール元首相(89)は愛媛への来県2日目となる24日、宇和島市の県みかん研究所や松山市の道後商店街などを視察し、「四国の訪問は初めてだったが、愛媛のファンになった」と述べた。
 24日の視察を終え、マハティール氏が報道陣の取材に応じた。各訪問先で住民らの歓迎を受けたことに感激したとし、「大都市から離れているのにインフラが整備されている。マレーシアの見本になる」と町並みにも感心した様子だった。
 午前中に訪れた県みかん研究所については「とてもかんきつがおいしいかった」と笑顔を見せた。午後には道後商店街を視察。からくり時計をスマートフォンで撮影しながら楽しんだほか、竹細工や豆菓子など複数の店に立ち寄り、熱心に商品の説明を聞くなどしていた。