愛媛県宇和島市吉田町立間の八幡神社の秋祭りが3日あり、名物の人形屋台行列「おねり」や、牛鬼、鹿の子が吉田地域を練り歩いた。市内外から訪れた観光客は、壮大な練り風景や、優美な踊りなどを堪能した。
秋祭りは1664年、吉田藩初代藩主伊達宗純が神社を総鎮守に定めたのが起源。「おねり」は市無形民俗文化財に指定されており、現在、市や地元保存会が国重要無形民俗文化財指定を目指し活動している。
まだ薄暗い午前5時、卯之刻(うのこく)相撲で開幕。秋晴れの中、各自治会が所有する山車7台やみこしのほか、約50年ぶりに復活した「宵宮宝多(ほた)」などが吉田地域中心部を厳かに進んだ。