愛媛県松山市一番町3丁目の坂の上の雲ミュージアムで24日から企画展「近代国家制度の形成2 子規・真之の青春」が始まるのを前に23日、内覧会があった。
前回企画展の続編で、俳人正岡子規が松山中学(現松山東高)に入学した1880(明治13)年から東京大学予備門に入る前後を中心に、海軍軍人秋山真之らに関する資料を紹介。子規が一部科目で不合格になった予備門学期試験の結果のほか、同期で博物学者となる南方熊楠が子規や真之について記した日記も展示している。
内覧会には関係者約60人が出席。松原正毅館長が「明治の激動を子規、真之の足跡と重ねた。思索を深める空間になると期待している」とあいさつした。